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クラミジアの放置は厳禁!放置の末に降りかかる可能性があるデメリット

2020年02月05日
男性と話している医者たち

日本国内ではクラミジアは性感染症の中でも感染者数が多く、ポピュラーな病気のひとつです。性的に活発な人や性風俗店を利用する男性であれば、感染する機会があります。性器クラミジアに感染して発症した時に、初期の段階であれば飲み薬だけで簡単に治療ができます。ところが重症化するまで放置すると、重い症状が出たり合併症を起こして命を落とす危険があるので注意が必要です。

クラミジアに感染して初期症状を発症すると、男性であれば最初に尿道炎を起こします。尿道炎を発症しても軽い排尿痛や違和感を感じる程度で、約半数の人は無症状です。尿道炎を放置すると病原菌が精巣に移動し、精巣上体炎を発症します。精巣上体炎を発症すると睾丸が激しく痛み、発熱する場合があります。もしも両方の睾丸で精巣上体炎を起こすと、病気が治った後も男性不妊の後遺症が残ってしまいます。

女性がクラミジアに感染して発症すると、最初に膣や子宮の入り口の部分で炎症(子宮頸管炎)が起こります。この段階では無症状のケースが多く、約8割の女性患者は自覚症状が出ません。治療せずに放置すると病原菌が子宮や卵管・卵巣に移動して炎症を起こして、生理痛に似た腹痛や不正出血の自覚症状が出ます。この段階でも自覚症状は軽いですが、卵管炎を起こすと卵管が癒着して塞がってしまい、一生子供が作れない体になってしまいます。妊娠中の女性が性器クラミジアに罹ると、子宮内膜炎を起こして流産や早産の危険性が高まります。

女性患者の場合は子宮や卵管で炎症を発症しても病気に気づかないケースがあり、放置し続けると病原菌が腹腔内に移動して肝周囲炎を発症して強い痛みと高熱の症状が出ます。この段階まで病気が進行すると、命を落とす危険が高くなります。

クラミジアは初期症状が軽いので治療せずに放置されてしまうケースが少なくありませんが、女性の場合は不妊症になってしまう危険性があります。女性が下腹部の痛みや不正出血などの症状が出ても、生理と間違われてしまいがちです。病気に気がついた時には、既に子供が作れない体になっていたというケースがあります。

男女ともにクラミジアを放置し続けて病原体が生殖器官に進んでしまうと、数週間にわたり入院して点滴治療を受けなければなりません。長期入院をすると学校や職場を休むことになり、学業や仕事に大きな支障が出るというデメリットがあります。女性患者が卵管炎を発症すると完治後も不妊症になってしまう場合があり、結婚後も子供が作れないことで何十年間もストレスを抱えてしまうことになりかねません。

クラミジアは初期症状が軽いので治療を受けない人がいますが、放置すると重症化して強い痛みの症状に苦しんだり命を落とす危険性があります。女性の場合は治療後も不妊症で子供が作れなくなってしまう可能性が高く、非常に大きな代償を支払うことになります。クラミジアを放置することには大きなデメリットがあるので、感染したら早めに治療をすることが必須です。