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ミノマイシンの正しい飲み方|自分の判断で量を増やす・減らすのはNG

2020年02月22日

現在は性器クラミジア感染症の治療のためにジスロマックが処方されていますが、ジスロマックが発売されるよりも前はミノマイシンと呼ばれる抗菌薬が使用されていました。ミノマイシンの有効成分はミノサイクリンで、テトラサイクリン系抗生物質のひとつです。現在はクラミジアと診断されても、最初からミノマイシンが処方されることはありません。それでも場合によっては、ミノマイシンを服用する必要が生じるケースがあります。ミノマイシンは抗菌力が非常に強いことから、ジスロマックを服用してもクラミジアの治療に失敗した時などに処方されます。

ミノマイシン(100mgカプセル錠)の基本的な服用方法ですが、1日1回または2回(12時間ごと)に定められた量の錠剤を飲みます。治療期間中は毎日欠かさず薬を飲み続ける必要があり、症状が改善した後も病原菌を死滅させるまで飲み続けなければなりません。飲む量は1日あたり1錠かそれ以上(2または3錠)で、病気の種類・症状・患者の性別や体重などによって調節されます。

クラミジア感染症の治療のためにミノマイシンが処方されるケースがありますが、近年は病原菌が薬剤耐性を獲得しているので1日1錠(100mg)では効果が出ない場合が少なくありません。このため、成人男性であれば1日3錠、女性であれば1日2錠を処方されるケースがあります。治療期間中は必ず処方された量の薬を毎日欠かさずに服用して、最後まで飲みきることが必須です。服用期間中は肝臓に負担がかかるので、アルコール類の摂取を控えるようにしましょう。

細菌感染症の治療で抗菌薬を服用する場合に中途半端に治療をして細菌を死滅させることに失敗すると、病気が再発したり耐性菌が出現する恐れがあります。もしも病原菌が薬剤耐性を獲得すると長期間にわたり治療を続ける必要が生じてしまい、病気の症状や薬の副作用に苦しみ続けることになります。治療を開始したら確実に病原菌を死滅させるために、指示された用量・用法を守って正しい飲み方を心がけるべきです。

ミノマイシンは抗菌作用が非常に強い薬なので、腸内細菌に対する影響によって下痢などの副作用が出やすいという性質があります。副作用が出ないようにするためにも、正しい飲み方をすることが大切です。薬を飲み忘れた場合に勝手に飲む量を増やすと、強い副作用が出る恐れがあります。自分で判断して飲む量を減らしたり服用を中止すると、病気が再発したり耐性菌が出現する危険性があります。ミノマイシンが処方された場合は、指示された通りに正しい飲み方をするように心がけましょう。