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感染してすぐには分からない?クラミジア菌の潜伏期間は1~3週間

2019年12月11日
病原体

クラミジア菌の感染経路は性交渉で、性器に感染するケースが一番多いです。性器に次いで咽頭部(のど)の粘膜にも感染するケースが少なくありません。クラミジア菌が性器や咽頭部の粘膜に感染して増殖すると炎症を発症しますが、感染初期には病原体の数が少ないのですぐに発症する訳ではありません。病原菌が一定の数に増殖すると、免疫細胞が検知して攻撃を開始すると炎症が起こります。

クラミジア菌が性器の粘膜に感染してから初期症状を発症するまでに、1~3週間ほどかかります。この間は無症状の潜伏期間が続き、患者は感染していることに気づきません。潜伏期間の長さは人によって違い、1ヶ月間以上も発症しないケースがあります。クラミジアに感染すると自然治癒することはないので、病原菌に感染をすると遅かれ早かれ必ず発病します。

大半の患者感染後3週間以内に初期症状を発症しますが、最初は強い痛みなどの自覚症状が出にくいので気づかないことが少なくありません。発症してもしばらくの間ははっきりとした自覚症状が出ないので、重症化してから病気に気づく人が多いです。

クラミジアの病原菌が咽頭部(喉)の粘膜に感染すると、1~3週間ほどで扁桃炎などの症状を発症する場合があります。ただし長期間にわたり発症せずに病原菌に感染した状態が続き、風邪をひいたり免疫力が低下した際に細菌が増殖して扁桃炎になるケースがほとんどです。咽頭クラミジアが原因で扁桃炎を発症しても、耳鼻科で雑菌の感染と判断されて適切な治療薬が処方されないケースが少なくありません。数日分の抗菌薬を服用すれば一時的に扁桃炎の症状が治まりますが、のどの粘膜に病原菌が残存している限りは何度も再発を繰り返す恐れがあります。咽頭クラミジアは発症するまでの潜伏期間が長いですが、発病しても病原菌の特定が遅れてしまう場合があるので注意が必要です。

クラミジアの病原菌は増殖のペースがゆっくりしていて、感染してもすぐに炎症などの症状を発症しないケースがほとんどです。発症したとしても初期の段階では強い痛みなどの自覚症状が出ないので、潜伏期間も含めて何週間も病気に気づかない人も少なくありません。

クラミジアに感染しても長期間にわたり無症状の状態が続きますが、この間でも他の人にうつしてしまう恐れがあります。最初は症状が出なくても重症化すると恐ろしい合併症を起こすので、早期発見・早期治療が大切です。他の人に病気をうつしたり重症化させないようにするために、症状が出ていなくても検査を受けるようにしましょう。